UVカットフィルム計測

 2008年に実験室で行った市販で売られているUVカットフィルムの吸収率を計測した実験です。

UVフィルタ計測対象
 この実験は、市販で売られている紫外線ライト(ブラックライト)を照射し、フィルムを通して、ハイパースペクトルカメラを使い、フィルムに透過するブラックライトのスペクトルを計測しました。実験構成は以下のようになっています。
ハイパースペクトルカメラによるUVフィルタ計測構成 今回は、「フィルムなし」「OHPシート」「断熱+UVカットフィルム」「美白フィルム(UVカット)」を4つの条件にて計測を行いました。

UVフィルタ計測実験風景

 ハイパースペクトルカメラで計測した結果は以下の通りになります。計測時にマーカとして記した枠内のスペクトルデータを平均化しグラフとしました。スペクトル強度が低いほど、フィルムでブラックライトの光を吸収していることになります。

平均ハイパースペクトルデータグラフ

 グラフより、フィルムなしよりスペクトル強度が低いので各フィルムにおいてブラックライトの照射する光を吸収していることがわかります。

さらに、フィルムなしと比較して他のフィルムがどの程度光を透過しているかをグラフにしました。

フィルタなしを基準とした吸収率

 グラフより「OHP」→「断熱+UVcut」→「美白」という順番で透過率が低いことをしめしており。今回、計測したものでは「美白」がブラックライトの光をカットしていることがわかります。

 この実験を応用すれば、ビルの窓に貼ったUVカットフィルタだけではなく、様々なフィルタなどのムラなどを簡易的に計測する手段として利用することができます。

 

 

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